藤井誠プロが「プロトーナメント優勝」の目標にチャレンジ!
出場した大会のレポートを報告するコーナーです。
期日:2018.12.13・14
大会名:2019 PGAシニアツアー1次予選会
会場:JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部
結果:58位(78/80/158)

初日18ホールの回想(後編)
[1番/415Yパー4/4(2パット)]
9Iで打ったセカンドは、ピン右にパーオン。バーディチャンスではあるけれど、速いフックだ。入れに行って外すと怖い。タッチを合わせるだけでパーセーブでよしとする。
[2番/559Yパー5/6(3パット)]
ティショットのドライバーと、セカンドの3Wはまあよしとしよう。問題はフェアウェイ左サイドから、「スライス気味に飛んでくれ!」と9Iで抑えて打ったショット。これが曲がらずまっすぐ2段グリーンの奥まで飛んでしまった。3パットでボギー。
グリーンは手前から攻めるのは鉄則。速いのだからなおさら考えなければいけないのに、ほかにやりようはなかったのか? 俺には技が足りないのか?
[3番/221Yパー3/3(2パット)]
左から真横の風。しかし、距離は6Iでぴったり。ショットの感触もいいのにボールが右に行く。なぜだ? 俺が右を向いているのか?
[4番/460Yパー4/5(2パット)]
ドライバー、最高! しかし、セカンドが最悪! ダウンスイングで軸がずれ、7Iをヒッカケた。これはいかん! なぜ、何てことない状況から不用意なミスをする?
失敗を引きずったままSWのアプローチは寄らずにボギー。だから高速グリーンの寄席はPWで行くべきなのだ。
[5番/420Yパー4/4(2パット)]
ここはうまくセカンドが打てた!
[6番/572Yパー5/6(1パット)]
このホールの失敗は3打目。残り120Yで、アゲインストだからと9Iでしっかり打ったボールは打ち込み過ぎ。左バンカーに入って、寄らず入らずボギー。ああ、8Iで軽く打つべきだった。コースでは、大きめのクラブでゆったり振れとこれまで何度アドバイスしてきたことか。
[7番/392Yパー4/6(2パット)]
ドライバーでフェイドを打つつもりが、軸がずれてトップ。まっすぐ左のバンカーへ。
バンカーから9Iの距離はダフってピンまで39Yを残す。ここから30Yを打つと決めたが、2打のミスを挽回せよと自分を責めてうまく打てるわけがない! 右にポンと打っておけばいいものを、ピンに向かってまっすぐ低くスピンを効かせて打とうとしたら距離が足りず、グリーンに届かない!
さらに、グリーン手前からはPWで転がすべきと思い知らされ続けているにも関わらず、52度でトライして失敗。寄らずに2mのボギーパットを残す羽目に。ラインはフック。ラインに乗せれば入るものを、入れねばならぬという意識が右手をプッシュさせて50㎝オーバー。怒りと焦りで震える気持ちを何とかこらえて、やっとの思いでダブルボギー。
どうしてPWに持ち替えなかったのか? 52度のアプローチに対する怒りの気持ちが爆発寸前。しかし、まだ2ホールあるのだ。気持ちを抑えて、反省はスコアを提出してからすればいい。
[8番/180Yパー3/3(2パット)]
風はドアゲ。気分はまったく上がらない。64歳の先輩プロがオナー。ナイスオンさせて、4番目の俺に声をかけ、距離計測機を見せてきた。いったい何のために? 気持ちの荒んだ俺はいぶかったが、このやり取りで気分が変わった。うまく叩いてフックさせ、強いボールが打てた。傾斜で戻ってグリーンからこぼれたが、パターで寄せられる位置。ラインが読み切れなかったので、距離を合わせてパーセーブ。
[9番/484Yパー4/4(2パット)]
練習ラウンドではめっちゃ難しかったホール。しかし、バーディが欲しい。
ドライバーはまずまず。今日のピン位置は手前だから、9Iでうまく止めればバーディが取れる。その欲が僅かにスイングを乱し、ラインが左に5mずれた。狙ってバーディを取るために、狙いどおりの球を打つためには正しいスイングと強い心が必要なのだ。最終ホールは落ち着いて2パットのパー。
バーディなしは心に辛いが、体の疲れはない。なるべくカートに乗り、体力温存に努めたのがよかったか? ミスショット、ミス判断の怒りや落胆をリセットするには、あえて歩くことも必要かもしれない。とにかく、戦略とスコアはダメダメだが、ティショットのスイングは悪くない。腰痛に悩まされ続けていた3年前までと比べれば、スイングは信じられないほど進化している。この進化を、戦略とスコアにつなげられるよう努力すればいい。
HOLE | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | IN |
SCORE | - | △ | - | △ | - | △ | □ | - | - | 41 |

<< つづく >>