COLUMN

藤井誠のゴルフコラム

2019/01/22

チャレンジレポートvol.2「2019 PGAシニアツアー1次予選会(パート3)」

藤井誠プロが「プロトーナメント優勝」の目標にチャレンジ!
出場した大会のレポートを報告するコーナーです。

期日:2018.12.13・14
大会名:2019 PGAシニアツアー1次予選会
会場:JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部
結果:58位(78/80/158)

2018年12月14日(金) 大会2日目

2日目の独り作戦会議

試合当日の朝は早めに朝食をとり、コーヒーを飲みながら「独り作戦会議」を開く。
大切なのは、スタート前に「今日のラウンドで自分が何をするべきなのか」をできるだけはっきりさせておくことだ。試合中に迷ったり悩んだりせずにすむよう、今の状態、本日の調子、練ランの反省、天候とピン位置などを踏まえたうえでゲームプランを整理する。要はパイロットの飛行計画のようなものだ。現場ではさまざまなアクシデントに対応せねばならないが、行き当たりばったりではなく、臨機応変に最善の対応をするためにプランニングが重要なのだ。

初日のスコアはイン38、アウト40の78。
自分のゴルフは確実によくなっているが、予選突破はかなり難しい状況だ。予想されるカットラインはプラス2。予選突破には68が必要だ。厳しいが、決して不可能なスコアではない。
今の自分にいちばん足りないものはパットの精度だ。試合でバーディパットが入らなければ、68どころか、アンダーパーはあり得ない。どうしたらパットが入るか? 大切なのは正しくラインを読んで、ボールをラインに乗せること。

各ホールの戦略を整理し、課題を“ラインに乗せるパット”に定める。2日目、朝の独り作戦会議を終了。

競技2日目、18ホールの独り言

9:10 インスタート

[10番/432Yパー4/5(3パット)]
俺が1番バッター。
練習場では、昨日より何となく体が動きづらいと感じていた。それでもドライバーは悪くなかったから、気持ちよくバーンと打っていこうと決めた。決めたのに、テークバックで一瞬「ダフリそう?」なんてバカな不安に惑わされ、ダウンスイングで右手を使ってしまった。少しひっかかり、低めの打球はかろうじてフェアウェイ左サイドに。
セカンドは逆風で9Iの距離。初日にさんざん高速グリーンに苦しんだので、思い切りよく突っ込む勇気が持てない。踏ん切り悪いまま打ったボールは、ピン奥なのに手前に乗っただけで、15mのスネークラインを残す。
力加減に不安を抱いた状態で、パターをしっかり打つことができない。1m以上ショートして、パーパットも入れられずにボギースタート。ヒドイもんだ、プレッシャーのかかるパーパットを打ちながら、心のどこかで「ボギーでもいいや」と思ってしまった。金もないのに他人に酒を奢ってる奴みたいなゴルフをして、アンダーで回れるわけがない!

[11番/605Yパー5/5(2パット)]
風はフォロー。ティショットはドライバーで右サイドのセミラフ。セカンドは5Wでドカンと打って、グリーン左手前にまあまあのショット。右奥のピンに向かってSWで何てことないアプローチなのに、何をビビッているんだか打ち切れずに大ショート。バーディならず、ストレスだけが残るパー。

[12番/445Yパー4/5(2パット)]
昨日まで、何てことなかったティグラウンドの景色だが、今日はやけに左が気になる。そう思いながら打ったからプッシュして右ラフに。
セカンド地点の右ラフから見ると、グリーン手前、縦に3つのコブのような山が並んでいる。手前から転がすことができないので、残り170Yを高い球で打たねばならない。7Iで打ちたい距離だが、8Iで思い切り上げて打った。コブは越えたがややショート。グリーンは手前から速いので、ここはPW転がし作戦。しかしうまくいかずピン奥3mまで転がってしまった。それが入らずボギー。

[13番/458Yパー4/4(2パット)]
練ラン、初日と3Wで打っていたティショットだが、今日はアゲインストがきついのでドライバー。ショットはよかったが予想外に飛距離が出ず、グラスバンカー右横のラフへ。昨日までショートアイアンで打っていたセカンドだが、残りはまだ175Y。そこで風を利用して28度のUTでビシッとフルスイング。これが糸を引くような見事な弾道でピン4m手前にナイスオン。狭い所を狙うなら、アイアンで力任せに低く打ち出すより、やさしいUTで楽にラインを出したほうがいいようだ。バーディパットは入らなかったが、少し気分が上向くパー。

[14番/242Yパー3/3(1パット)]
右からのフォローに乗せるつもりで、7Iでティショット。しかし、風に乗せる意識がスイングをカチ上げ気味にしてしまったようで、見事なヒッカケ。グリーン左のラフへ。アゲインストのヒッカケという最悪の癖を克服せねば、俺のゴルフに未来はない!
20Yのアプローチ。スタート前に15分ほど練習した52度のピッチショットだ。練習を再現するだけと迷いなく打てたから、うまく寄ってパーセーブ。

[15番/391Yパー4/6(2パット)]
グリーン右手前の小さな池など気になることもないパー4で、初日と同じ3Wを持つ。しかし、風は初日と真逆のアゲインスト。思ったほど距離が出ず、155Yほどの距離を残す。セカンド地点に行ってみると、俺のボールは排水溝に乗っている。プリファードライだからボールを拾ってずらしたのだが、ここでミスを犯してしまった。
周囲の状況から冷静に判断すれば、ピンを狙いやすいつま先上がりのラインにボールを置くことができたのに、深く考えもせずつま先下がりのライに置いてしまったのだ。やさしい8Yのセカンドを自分で難しくしてしまった。グリーン右手前の池が気になるどころか、シャンクしそうな気さえしてくる。処置のミスで心を乱したまま放っためちゃくちゃ中途半端なショットは、トップして池の右際に。ドロップするしかなく、58度のウエッジで上げたロブショットはうまく打てたが3mのパットが入らずダブルボギー。俺はアホだ。

[16番/207Yパー3/3(1パット)]
あなどれないパー3。昨日はグリーン左のピンに7Iでガツンと打ってうまくいった。今日は右ピンだが、風は強くないので昨日と同じ7Iでガツンショット。少し右に外れたが、カラーからパターでうまく寄せてパー。

[17番/445Yパー4/3(1パット)]
俺にとって、このコースで一番ティショットが打ちやすいホールだ。今日もプレッシャーなく、気持ちよくドライバーでナイスショット。ボールは飛んだが右ラフに。でも、9Iでドローさせればピンの右から寄るはずと、うまく打ったつもりがボールはドローがかかり過ぎピン左に落下。2段グリーンの下段まで転がり落ちてしまった。
10mの段越え大スライスライン。キャディさんの「順目!」のアドバイスに救われて、寄せるつもりで打ったボールがラインに乗ってカップイン。信じられない!

[18番/552Yパー5/4(1パット)]
こうなったら18番パー5は攻めるぞ!
左はずっと池。風は左からの弱い横風。攻めるぞ! と思っているのに、何となくドライバーを構えた感じがしっくりこない。こういうときは無理に強気にいくより、安全策だ。体のラインを思い切って左池際に合わせ、フェード打ち。作戦成功でフェアウェイど真ん中にボールを置けた。
ピンまで250Y強。右のガードバンカーに入れたら、パーセーブも危ない。3Wを手にしていたが、28度の5UTに持ち替えて、右バンカー手前にナイスショット。
第3打は右ラフから93ヤードのショット。52度で自分を信じビシッと突っ込んだショットはピン根元に落ちて、ピン奥50㎝に止まる。
俺にはスライスに見えたが、キャディさんのアドバイスは軽いフック。ラインを読み直し、フックラインを見つけてパットしてバーディ。

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